無駄な服から開放された話

2023年1月7日土曜日

お金の話

 40歳頃まで大量の服を持っていました。

でも毎日「着る服がない」と思っていました。

安い服を枚数買っては似合わない、垢抜けない、定番とされるタイプしか買ってないのになんかダサい。そしてまた服を買う。その繰り返しでした。


例えば好きな服がこれくらいあったとして

実際に買える服はこれくらいで

買った服全部が似合えばなんの問題もないけれど


わたしの場合、実際に似合う服はこうでした。

雑誌の「一週間コーデ」を真似して定番服や着回し服を揃えてみても、何かが違う。
思ったようにならない。でも時々しっくりくる、それを着るとなんだか垢抜けて見えるアイテムも紛れ込んでいて、それが更にわたしに「数打てば当たる」と思わせていました。
そしてまた服を買う……

派遣社員として職場を転々としていたことも拍車をかけていました。
わたしの好む服装はカジュアルですが、大抵の職場は「オフィスカジュアル」。しかしこれが会社によって全然基準が違います。
「ジーパンスニーカーサンダル以外ならなんでもOK」「女子アナ基準」「ジャケット必須」もあれば、「ジャケットさえ羽織っていれば中はTシャツでもOK」という混在型も。靴は靴で「通勤時はスニーカーOK」「ブーツは禁止」「基本パンプス。ローファーは可」etcetc...
会社が変わればルールも変わる。「オフィスカジュアル」に翻弄されてきました…。

経験上、「服装完全に自由(ジーンズOK)」と「スーツ必須」な職場が一番楽でした。対局にあるのに「朝、何を着るか迷わない」「一度買ってしまえば枚数を揃える必要がない」からです。

更に「なりたいイメージ」が加わるともう
10着買って1着「当たり」が出ればラッキーなくらい。福袋か。
しかし現在ピンポイントで上記のすべてが重なる範囲内の服を選べています。


転機はSNSで「骨格診断・パーソナルカラー診断に行ってきた」という体験記を読み、自分も診断を受けてみたことでした。



もーーーー目からウロコが落ちまくりました。

「定番服」なのになぜ自分には似合わないのか。

同じ服を着ていても友達は垢抜けて見えるのに自分は…

これまでしっくりこなかった理由が一つ一つ明らかになり、人生の答え合わせをしているようでした。

わたしが受けたのは大丸百貨店主催のカラー診断と骨格診断とを別々に予約を取る、どちらもマンツーマン形式のもので、確か両方合わせても5000〜6000円くらいだったと思うのですが現在はだいぶシステムが変わったようです。

https://dmdepart.jp/fashionnavi/

今はアドバイス→購入に繋げる流れをはっきりと打ち出していますね。でも確か肌の色を視るために完全にすっぴんで行く必要があったので、わたしが受けたときもおすすめの店舗を教えてもらったものの買い物に寄る気持ちにはなれなかったんですよね…


骨格診断では「似合うタイプの服の形」を習い、パーソナルカラー診断では「これさえ顔周りもしくは肌と地続きな部分、もしくは面積の大きな部分に使えばあとは似合わない色を着ていても大丈夫な色・柄のタイプ」を習いました。その全部が手持ちの服の中で「これを着ると褒められる」「垢抜ける」「スタイルよく見える」ものに当てはまり、ちゃんと習うことの大切さを思い知りました。

ファッションセンスって「自分で磨くもの」もしくは「生まれつき持ってるもの」みたいな思い込みがあったんですが、そんなわけがなかった。うまくできる人もいるでしょうけど、できない人はプロに習うのが一番です。

わたしはメモ帳持参で行き、出てきたワードは全部メモりました。時間制限目一杯まで「わたしに似合う服が多いブランド」「似合う色を多く出している化粧品メーカー」「逆に避けたほうが良いブランド(ここで出てきたとこで服いっぱい買ってました…「好き」と「似合う」は別物です)」も聞いたら教えてくれました。百貨店に入っていないプチプラブランドも。


診断後は明らかに買い物の仕方が変わりました。服屋に入って「あ、これ可愛い」でなく、習ったとおりの色、形の服を手に取り心を無にして試着。試着するまでは(全然趣味じゃない…)と思っているので楽しくないんですが、着てしまえば似合っている。似合っていれば問題なく購入。結果、タンスの肥やしは無くなり、何枚も似合わない服を買い続けることもなくなり、無駄なお金を使わなくなりました。

たまに「似合わないと知っているけど好きな服」が買いたいときは、「形は似合わなくても色・柄が似合うもの」を選ぶことで以前のようなちぐはぐな印象はなくなりました。


もちろん似合うかどうかでなく好きな服を着ることを優先するのも全然アリだと思います。実際わたしも30歳くらいまでは職場も服装自由でしたし、気にせず好きな服ばかり着ていました。しかし30代の頃のわたしのように服装迷子に陥っている方はぜひ診断を受けてみてほしいです。一度覚えてしまえば一生物の知識になるので、本当におすすめです。

服だけでなくすべてのものに言えることですが、選び方を失敗しなければ無駄なものを保管するスペースの無駄も生まれず、お金の無駄遣いもなく、断捨離にかける労力も時間の無駄もなくなります。

今現在本当に服を全然買いません。買い足さなくても「着る服」が充分あるからです。とはいえ手持ちの服の数は多くはないです。春夏・秋冬にそれぞれ上10着以下、下3〜4着+ワンピース1〜2着くらいです。


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買い足すときはプチプラでなく「厳選したちょっといい服」が買えるようにもなりました。

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